
みなさんこんにちは!
『リヴァイアサン』の最初の2巻を読む機会があったからです。この体験を一言で表すなら、「不穏」と「中毒性」でしょうか。本当に、一度読み始めると、もう止められないほどです。
物語は、宇宙侵略者たちが宇宙船リヴァイアサンを発見するところから始まります。船には、生存者の一人が記した日記のようなものが積まれていました。そして、その日記で発見されたのは、漫画では決して見られない光景でした。宇宙に閉じ込められ、大人もいない、誰も助けに来ないという確信を持った子供たちやティーンエイジャーたち。もう、この状況だけで最初から胸が締め付けられる!
最も心を打たれたのは、著者が登場人物たちの絶望と孤独をどのように描き出しているかです。物語はサスペンスやホラーにとどまらず、孤独と絶望が人間にどのような影響を与えるかを心理的に分析しています。一つ一つのセリフから、状況の重圧と、登場人物たちがいかに危うい状況に立たされているかが伝わってきます。正直に言うと、ハラハラさせられる場面がいくつもありました!

第1巻(第1章から第5章)
第一巻では、リヴァイアサンの過酷な環境が目の前に現れ、魔法、いやむしろ恐怖の始まりです。黒井史朗氏の作画は非常に緻密で、写実的なアプローチを一切の妥協なく貫いています。パニックの表情一つ一つ、風景の細部に至るまで、あらゆる描写が、登場人物たちと共に読者の恐怖を掻き立てます。いくつかのシーンでは、まさにアドレナリンが全身を駆け巡り、船の閉塞感を漂わせる雰囲気の描き方に、思わず身震いしてしまいました。
視覚的な恐怖だけではありません。『リヴァイアサン』は読者の心理を揺さぶり、「こんな状況だったら自分ならどうするだろう?」と考えさせます。そして、その答えは、決して美しいものではありません。息苦しい雰囲気と、もちろん、特定のシーンに登場する残酷な描写に、身震いせずにはいられません。

第2巻(第6章から第10章)
さて、2巻についてお話しましょう。あれは本当に素晴らしい体験でした。表紙、新しい漫画の匂い(正直に言うと、私はそういうのにすごく執着していて、読むよりも開くのが楽しいくらいです(笑)。でも、1巻とは違って、2巻にはしおりが付いていませんでした。別に大した違いはないのですが、コレクションとして取っておこうと思ったんです。
ついに、最初のページから物語が止まるところを知らないことが伝わってきます。心理的な恐怖はさらに強まり、登場人物間の不信感は深まるばかり。いくつかのシーンでは、心臓が飛び出しそうになりました。アドレナリン全開の一冊で、何が起こるのか知りたくてたまりませんが、その先に何が待ち受けているのか不安で、ページをめくる手が止まりません。そして、ここでもゴア描写はありますが、常に適切な描写が物語に重厚さを与えています。
著者は空間と静寂を恐怖の味方として使い、それがうまく機能しています。状況があまりにも絶望的すぎて、想像するだけで身が引き締まる思いでした。そして、死…一つ一つが衝撃的で、生き残るための闘いの生々しい現実を恐れることなく描き出しています。
この2巻の『リヴァイアサン』は、今のところ感情のジェットコースターのような展開です。黒井士郎は休む暇もなく、次巻もこのペースが続けば、物語の結末が待ち遠しくなります。『リヴァイアサン』は読者を宇宙の悪夢へと誘いますが、それは最後まで体験したくなるような悪夢です ― もちろん、耐えられる覚悟があればの話ですが。
(11月15日)に先駆けて、『リヴァイアサン』第2巻をお送りいただいたJBC様に心より感謝申し上げます。この素晴らしいマンガを一足先にお読みいただき、皆様と第一印象を共有できることを大変光栄に思います。JBC様、この特別な体験をオタクセーバーコミュニティにお届けする機会をいただき、誠にありがとうございます!